美しきトスカーナから!イタリア語も!美味しさも!楽しさも!

イタリア・トスカーナから美しきトスカーナ情報やイタリア語会話レッスン、イタリア料理レシピ等、イタリアに関する様々な報情をお届けします。

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仙人のエルヴィン_Part4 

サブタイトル: エルヴィンのハーブ

静かな声で話すエルヴィンを皆が囲んで、一生懸命説明を聞いている。
エルヴィンは、ちょうど可愛らしい小さな白い花が満開となっていた西洋サンザシ(Biancospino)の前で説明している。
iancospino2
「これは“心臓の木”と呼ばれている。白い花も葉も赤い実も、全部が心臓を強くするため等に利用できる。不整脈にも効果がある。低血圧や高血圧の値を、正常な血圧値に戻す働きがある。また、高コレステロール血症の血清総コレステロール値を下げて、コレステロールの血管壁への沈着を減す。更に肝臓の機能を保護する作用や胃を元気にし、消化を良くしてくれる効果もあります。特に新芽は食べても美味しいです。」
biancospino1

早速、翌日に私たちの敷地にある西洋サンザシの新芽を摘んで、オリーブオイルで炒めて食べてみたのですが、本当に美味しかったです。

更に、西洋サンザシのハーブティーを作るために、新芽から出てきたばかりの小さな葉を沢山摘み、乾燥させてみました。そして、西洋サンザシのハーブティーに蜂蜜を入れて美味しくいただきました。ハーブティーのレパートリーが広がったことも嬉しかったです。

エルヴィは、この日、数えきれないほどの野草についてレシピや効能を教えてくれましたが、2番目に教えたハーブは、ハーブの王様と呼ばれる「イラクサ(Ortica)」。
イラクサの森

葉や茎についてる無数の棘!ちょっと触っても蜂に刺されたように痛い!
イラクサのアップ

私たちの敷地にはイラクサの森があるので、いつも、リゾットや手作りパスタ、お浸し等にして、イラクサを頂いています。このブログでも以前、紹介しましたので手作りパスタのレシピやイラクサの効能等をご覧ください。
http://italianojuku.blog135.fc2.com/blog-entry-64.html

私は今まで、茹でたり炒めたり調理して食べていましたが、触ると痛いので触れないこのイラクサを生で食べようとは考えたことがありませんでした。でも、今日は、何と、イラクサの生サラダが準備されると聞いたのでびっくりしました。手袋をかけていた人が、籠一杯のイラクサと西洋サンザシの葉を取り、川の水で洗い、包丁でこの2種類の葉をみじん(微塵)切りにしてトマトと一緒に混ぜたお皿も芝生の上に敷かれた大きな毛布の上に並べられました。生のイラクサは鉄分が豊富に含まれているので、特に、疲れ気味の春のこの時期に、又は、貧血の方にお勧めします。

みんながいろいろなお弁当を持参しました。私たちは手作りパンを。ベアトリーチェは自分の飼っている羊のミルクで作ったペコリーノチーズを持ってきました。手作りのペコリーノチーズは格別に美味しかったです。他の人たちも、ハムやチーズ、卵料理、手作りワインなどを持って来られたので、様々な料理を少しづつ味わいました。ペコリーノチーズを挟んだパニーニ(Panini)とイラクササラダがとても美味しかったです。生のイラクサでも微塵切りにすると食べても痛くないのですね。

みんなが持ってきたお弁当は合わせると、かなりのボリュームになるので、最後はお腹一杯になりました。が、エルヴィンはサラダを食べたくらいで後はほとんど食べなかったのです。

やはり、みんなが言っているように草(野草や野菜)だけを食べて生きているのかなぁ? 
人間は野草だけを食べて本当に生きれるのかなぁ?
次回は、エルヴィンについてクローズアップしてみたいと思います。
続く・・・
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仙人のエルヴィン_Part3 

サブタイトル: エルヴィンの家

エルヴィンは、家の前のベンチに座っていた。私たちが着くと笑顔で迎えてくれた。エルヴィンの姿は、大自然の中でとても調和がとれていた。自然に対して何の害も与えていないことが感じられ、自然の中で平和そのものだった。
うるさい私たちが来たことで、静かだった自然も驚いたに違いない。
ハーブ勉強会が始まるまで、皆、ベンチに腰かけたり、家の前の小川で遊んだり、それぞれ平和な時間を過ごした。
私は、じっくりと家を眺めました。家は石と土壁で作られており、かなり古いと言うことは確かだ。昔の人々は、家を小さく作っていた。窓もドアも小さく、天井も低くして、冬の厳しい寒さの中で、一つの暖炉に少しの薪で家全体を暖める為に家を小さくしていたのだ。このような昔の家は、ふつう2つの部屋に分かれているシンプルな構造で、キッチンと寝室があるだけ。
まさに、著者Tolkienの作品から作られた映画「The Lord of the Ring」の中に出てくるホビット達の住んでいる家にそっくりだ。
昔の家は、水道も電気も無く、もちろんトイレは外で、お風呂、シャワーなどは無く、洗濯も、料理用の水も、食器洗いも、全ての水は、川に頼っていた。エルヴィンは、昔の生活スタイルを見事に保っているのだ。富男が落ちた急流の大きな川から、枝分かれし、緩やかなカーブを描いてエルヴィンの家の前に静かに清らかな水が流れている。

私は家の裏を歩いてみた。すると、家裏の屋根に丘が覆いかぶさるように繋がっていて屋根が私の目の高さと同じくらいになっていた。ホビット達の家は土の中にあるが、この家も、丘の上から見るとほとんど土の中に作られているような感じになっていた。私は屋根の瓦を見て驚いた。私が長年探しても見つけることが出来なかったハーブ「アルケミッラ(alchemilla)」が何と目の前にあった!瓦と瓦の間に落葉や土が入り込み、アルケミッラが見事に育っていたのだ。

alchemilla

アルケミッラは、女性ホルモン、生理不順に効果があり、アルケミッラティーがエルボリステリアで販売されている。
その他の効果としては、虚弱体質の子供には、乾燥した200gのアルケミッラを、一晩、水につけておき、その水をお風呂に入れると効果がある。
糖尿病にも効果があるし、肥満体質の方には、アルケミッラティーを1日に2、3回飲むことで、ダイエット効果がある。
更に、昔は、出産したばかりの妊婦には、炎症を抑える為に10日間のアルケミッラティーを飲む治療が行われていた。
ハーブティーの作り方は、250mlのお湯を一瞬沸騰させ、乾燥したアルケミッラ小さじ一杯を入れてかき混ぜるだけ。
アルケミッラの効能などは、参考文献『薬用ハーブの宝箱』に基づく体験の手紙(マリア・トレーベン著)から引用。

エルヴィンの家の屋根にあるアルケミッラを採るわけにはいかない。今から教えてもらう山草やハーブで十分だ。それにしても、自然の豊かな凄い場所だなぁと思った。

子供たちに誘われて、自由に出入りできるエルヴィンの家の中に入ってみた。
太陽ジリジリの明るい外から急に家の中に入ったら、しばらく暗くて何にも見えなかったのでドアから入るとすぐに立ち止った。
少しづつ、暗闇に目が慣れてきた。床を見たら、なんと、土に川から拾われたようないろいろな形や色のきれいな石が丁寧に埋め込まれていた。自然な綺麗さがあり、モザイクを思い出した。

部屋の角には小さな薪ストーブが置いてある。部屋の真ん中には、テーブルが置いてあり、その上には、天井からぶら下がっていた裸電球が薄暗い光を放っていた。電気が無いので、屋根に小さなソーラーパネル一つを置いて明かりを取っていたのだ。
壁一面が大きな本棚になっていて、本が所狭しと並んでいた。本を見ると、全てがドイツ語だ。川を渡って、よくも家まで持ってきたなぁと感心した。エルヴィンが勉強家であることが分かった。

太陽を浴びたくて外に出たら、皆がエルヴィンと一緒に森に入るところだったので、私も子供も皆で後を追うようについて行った。エルヴィンは、一体、どういう人物で、どんな暮らしをしているのか、家を見たらますます興味が出てきた。

続く・・・
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仙人のエルヴィン_Part2 

サブタイトル: エルヴィンの家に行く

いよいよ今日はエルヴィンの家にピクニック!
暖かい春の日差しの中、ワクワク気分でお出かけです。
ベアトリーチェから言われたことですが、「皆、何か1品料理を持参して来て!」とのこと。私たちは2kgの手作りパンを持っていくことにしました。
それに、エルヴィンの家までは結構歩くとのことでしたので、登山靴、長ズボン、帽子にリュック、水筒などを持ってハイキング気分です。
集合場所は、Monte Labroの麓に住んでるベアトリーチェの家。

ベアトリーチェの家まで車で行くと、他の参加者数人もいた。皆、ドイツ人で、ベアトリーチェの近くに住んでいる歯医者さんご夫妻、オリーブオイルの生産地として有名なSeggianoに住むオリーブオイルとワインの生産者でドイツ市場に販売している事業家の方もいた。
写真はセッジャーノのオリーブオイル祭りの一コマ
seggiano

お一人で参加した歯医者さんの友人のドイツ人の方は、自分から自己紹介し、癌の手術をしたばかりで、健康食としての山草に興味があって参加させていただいたと言っていた。

ベアトリーチェは娘のユッリャも連れていた。ユッリャ9才と私の娘の利多(Rita)8才、息子の富男(Tomio)6才は、皆、ロッカルベーニャ(Roccalbegna)の小学校で同じクラスで勉強している仲間だ。小学校全体で16人しかいないので1年生から5年生までが1クラス一緒に勉強している。少人数なので、まるでホームスクールのようなイタリアでも珍しいユニークな学校だ。
写真はロッカルベーニャのシンボル「Rocca」。
roccalbegna

ベアトリーチェの家の敷地に車を置いて、エルヴィンの家に向かって歩き始めた。
エルヴィンの家までは道が無いと言われたのには驚いたが、草が高く生い茂った野原をみんなで歩きながら、楽しくお喋りしながら進んだ。

野原を超えると雑木林の山に入った。道が無いので2度と来れないのではと思いながら、獣道のようなところを登った。するとベアトリーチェが私に言った。「橋の無いアルベーニャ川を渡らなければならないけど、たぶん大丈夫よ。」
私を落ち着かせようとして言ってくれた言葉でしょうが、逆に心配し始めた。(子供たちは渡れるのだろうか!?)
間もなくすると、川の音が聞こえてきた。川の流れの音は「ゴォーゴォー」と渓谷を流れる急流で勢いのある川だ。川には2m程の岩がごろごろと並んでいた。
albegna

(エルヴィンはいつもこの川を渡って行き来しているのか? それなら大丈夫かな。) 
でも、岩の形も不揃いで滑り落ちそうな岩が沢山あり、岩と岩の間隔も1メートル程なので、ジャンプしないと渡れないし、落ちたら、急流の流れに飲み込まれてしまうほどで、水量もありちょっと怖かった。

ドイツ人は素早く問題なく渡った。最後は私たちの番。旦那は川の真ん中の岩に立ち止り、前後にフラフラしながらも、子供たちの手を取りフォローした。利多は無事に渡った。

富男は怖くてなかなか私の手を放そうとしないが、旦那の伸ばした手に行こうとジャンプした瞬間、石鹸のように滑って川に落ちた。
私はショックでフリーズ状態。
皆、びっくりしながらも、川に落ちた瞬間、流される前に直ぐに富男を持ち上げたが、帽子から靴まで全身びしょ濡れ。
すぐに濡れた服を脱がせた。着替えなどは準備していなかったが、幸いベアトリーチェがトレーナーを持っていたので貸してもらい、おんぶされエルヴィンの家まで行くことになった。

ジャングルのような獣道をアップダウンしながらようやく草原の山側の端っこにあるエルヴィンの家に辿り着いた。着くとすぐエルヴィンの家の屋根の上に濡れた服や靴を干した。
なんとエルヴィンの家は地の精(Gnomi)が住むような家だった・・・

続く・・・
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仙人のエルヴィン_Part1 

イタリアを初めて訪れる人、又は、イタリアに何らかの仕事や勉強で滞在する人、或いは、イタリア人が新しい地域に引っ越しする人などに共通して言えることですが、新しい地域に住んでる人のことやイヴェント情報などはどのようにして知ればよろしいのでしょうか? 

それは、FacebookやTwitterで探すのではなく、(もちろん、それでも結構ですが)私のおすすめは、その新しい街や地区のメイン広場のBarに座って好きな飲み物を注文し、のんびりと広場や街を行きかう人々を注意深く見ることです。それを繰り返すうちに、いろいろな人とお互い親しみも湧いてくるし、そのうちに声もかけてもらえるし、コミュニケーションが始まってくるものです。それで、街の情報を聞いたり、人の情報も聞いたり出来るのです。
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このRoccalbegnaに引っ越した時に、私は引っ越して家の片付けが終わると同時に、村のメイン広場にあるBarに行って好きな麦コーヒーのロングを注文し、Barの外にある椅子に座って新聞を読む格好でのんびりと外を眺めました。それを繰り返すうちに、いろいろな人が声をかけてくれました。

Roccalbegnaは静かな観光地ですが、中世時代を思わせる魅力があるので、イタリアの各地から、そしてドイツやヨーロッパからの訪問者が結構訪れ、その旅行者などがこの広場のBarの前の道を行ったり来たりと行きかっているのです。
小さな村の小さな広場のBarに座って、のんびりとバカンス気分であるいている人をみるのも楽しいものです。
ある日、買い物の後、Barに座ったところ、私の目が急にある人物に集中した。若くないことは髪の毛の色でわかった。
昔のヒッピーを思わせる長いグレー色の髪の毛にヘアーバンドを付けて、まるでインディアンのスタイルだ。目は青かったのでインディアンではないと思った。服装は一昔前のズボンやシャツを身に着けていた。彼の身長は普通だが体はとても痩せていた。50キロ以下に見えたが病的に痩せているのではなく、皮膚にも若々しい艶が有り健康そうに見えた。現代社会は、肥満が多く、多くの人が太っていたり、腹が出ているので、彼のように痩せた人は目立って見える。数人のドイツ人と彼が会ってお話ししたり笑ったりもしていて、とても幸せそうにも見えた。その時、ある子供が彼を指さして「仙人だ! 仙人だ~! (L’Eremita! L’Eremita!)」と言って逃げて行った。

私は親しくなった友人にすぐに彼のことを聞いた。その友人は知っていることを話してくれた。
彼は、エネルギースポットと呼ばれているMonte Labroの山奥のどこかに一人で住んでいるので、村では仙人と呼ばれているらしい。私が何で暮らしているの?と聞いたら、「それは分からないけど、山草を食べて生きてるんじゃない」と冗談のつもりで言って笑った。

Monte Labroの山
monte labro1

Monte Labroの山の頂上に向かってハイキングしている様子
monte labro2

その仙人に興味があるまま2年が過ぎた5月のある日、スイス人のベアトリーチェが、仙人のエルヴィンが自分の家で人に山草を教える企画をしたので、参加しないかと尋ねてくれた。山草についても彼についても興味深々だったので、喜んで家族4人で参加することに決めた。

続く・・・
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