美しきトスカーナから!イタリア語も!美味しさも!楽しさも!

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サフラン物語(第5話) 

聖ドミニコ会の修道院に滞在しながら、サントゥッチ神父のスペインでの暮らしは、忙しい毎日でした。
修道院の神父たちと宗教活動を行ったり、修道院の敷地内にある畑作業を手伝ったりの日々を過ごしたのです。
アフリカに近いスペインの気候は、ナベッリ市と違い、太陽が燦々と照りつける日々が続いていた。
サントゥッチ神父は、修道院の屋上から遠くに見える海を眺めながら、更にその海の向こうに見えるアフリカ大陸を見つめて、ヨーロッパには無い珍しい植物のことで頭がいっぱいになっていた。
特に、サフランがこの海を渡ってスペインに入ったことに関心を寄せていた。

サントゥッチ神父は、毎日、他の神父さんたちと農民たちの所に出かけ、教会に通えない農民に対して、ミサや懺悔、そして洗礼などを行っていた。
農民たちは、神父さんたちが、畑仕事を手伝ったり、宗教活動をしていただいていること等に対してのお礼として、農産物を寄付するようになっていた。
サントゥッチ神父は、人柄もよく誰にでも親切にしていたことで、農民たちからは特に好かれるようになっていた。
サフランが咲く頃は、サントゥッチ神父も、早朝から数万を超えるほどに一斉に開花するサフランの花を摘み、午後はめしべを取る作業を暗くなるまで手伝っていた。
めしべ取り作業の次は、村の女たちが切り取られためしべを乾燥させて1日が終わると言う毎日が続いた。
毎日、全ての作業を手伝ったことで、サントゥッチ神父は、サフラン生産の全てを学び取っていた。

農民たちは、よく働いてくれたサントゥッチ神父に、沢山の乾燥させたサフランのめしべを寄付しようとしていたが、サントゥッチ神父から、めしべではなく、球根を分けてもらえないかと相談されたので、喜んで、願い通りの沢山の球根を寄付することにしたのだった。
問題は、スペインを出港する際の検問で、輸出禁止となっているサフランの球根が見つかってしまうこと。
そこで、修道院の他の神父さんたちと一緒になって考え、サフランの球根が見つからないように箱の下に入れ、球根の上にはジャガイモを敷き詰めて隠して運ぶことを思いついたのだった。

出港日には、農民から寄付されたサフランの球根を積んだ沢山の箱を馬車で港まで運び、船に乗せる際、実際に箱の蓋を開けられて検査を受けたが、検査官は他にも山ほどの船に運び込まれる荷物の検査に追われ、蓋を開け見られただけで済んだので、無事、球根を念願のナベッリ市に持ち込むことが出来たのである。


ジャガイモを見た大衆は、落胆すると同時に、「なんだ、ジャガイモか~。」、「え~っ、期待させて何様だと思ってんだー!」などとワイワイガヤガヤと文句を言ったり、呆れ顔の様子・・・。

伯爵は、大衆のざわめきを気にせず、箱から次々とジャガイモを取り出し、そして、ゆっくりと両手にサフランの球根を掴み、大衆が見えるように両手を大衆に突き出すようにして、大きな声で言った。
「Popolo, guardate tutti! <民よ、みんな見るんだー!>」

深く一息ついてから話始めた。

「これが、サフランの球根だ!

アフリカからスペインに渡り、スペインが独占的に生産し、王様や貴族たちが召し上がる貴重な宝物として、世界中に輸出しているそうだ。

スペインからは球根の輸出が禁じられているにもかかわらず、サントゥッチ神父は命がけでナベッリ市に運んできたのだ。

私たちのナベッリでも、この球根を植えてサフランを作り、みんなでナベッリ市を繁栄させようじゃないか。

サントゥッチ神父からご指導を授かり、明日から、みんなで球根を植えよう!

秋にはサフランをみんなで収穫し、若者たちは馬で王様や貴族たちにサフランを贈呈しに行くんだ。王様たちからナベッリ市のサフランがスペインよりも美味いっ!と言われるように。」

スペインよりも美味しいサフランを作るんだと言う強い明確な目標と貴重な球根を与えられたことで、教会に集まった大衆達は、拳を強く握りしめ、やる気満々の態度で、中には、命がけで運んでくれたサントゥッチ神父を涙ながらに見て心から感謝する者や大きな声で感謝の気持ちを発する者などで教会の中は、歓喜と希望に満ち溢れていたのでした。
まさに、ナベッリ市のサフランの歴史が始った瞬間であった。

(サフラン物語第6話に続く)

今、サフランの収穫をしている真っ最中ですが、サフランのめしべを乾燥させると、家中がサフランの香りで一杯になり、どうしてもサフランが食べたくなります。
それで、今回は、サフランニョッキを作ってみました。
saffron_gnocchi1

saffron_gnocchi2

saffron_gnocchi3
ニョッキにフォークの形のアクセントをつけました
saffron_gnocchi4


それは、それは、大好きなニョッキとあって、サフランを入れたら、綺麗な黄金のニョッキが出来上がりました。
saffron_gnocchi5
今回は、夏に作った手作りトマトソースの瓶を開けて、サフランニョッキをいただきました。
私もサフランニョッキを初めて食べてみましたが、格別な香りと味のニョッキは本当に美味しかった!
作り方は、後で、「フィオレンツァ サフラン農園」のサイトのレシピに掲載します。
http://crocusfarm.web.fc2.com/sub2.html


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