美しきトスカーナから!イタリア語も!美味しさも!楽しさも!

イタリア・トスカーナから美しきトスカーナ情報やイタリア語会話レッスン、イタリア料理レシピ等、イタリアに関する様々な報情をお届けします。

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Desiderata 切なるお願い 

3月5日の真夜中に、屋根の瓦が割れたり飛ばされる音で目が覚めた。

家の真横にあるドングリの大木が大きく揺さぶられている音で物凄い暴風が吹き荒れていると思った。

3月の春一番の強風には慣れていたけれど、今回の暴風は今まで体験したことが無かったほど強かった。
前日の天気予報では、風速90km/hの暴風が予測されていたので、すごい強風が来ると覚悟はしていたが、実際には、後でニュースを見たら私たちの住むトスカーナの南部は風速150km/hを記録し、トスカーナ北部では風速209km/hを記録したと書かれていたので驚いた。

その朝、私はいろいろな心配をした。
ニワトリの小屋は大丈夫だったかなぁ。
娘の利多は大事な授業があるから学校に行かなければならないと言っていたけど大丈夫かなぁ。
でも、母としてはこんな時に、通学時間がバスで45分もかかる学校には行かせたくなかった。通学途中は並木道があり、いつ大木が道路側に倒れるか分からないからだ。絶対に行かせてはならないと考えていた時に、
利多が「ママ、今日学校には行けるよね。」
私が「とんでもない。道は凄く危険だよ。行ってはならない。」と言うと同時に、
隣にいる旦那は、「大丈夫だよ。風のピークは過ぎたと思うし、直ぐに収まるよ。」
と言ったので、全く、私の味方にはならなかった。
地震、雷、火事、親父の怖さに慣れている日本人だからどうしようもない。
利多は、イタリア育ちの娘だけれど、日本で生まれたせいか、怖いもの知らずの性格だ。
今回の風よりも強いこの2人の意志の壁には歯が立たない。
諦めるしかなかった。
結局、私は娘の無事を祈るしかなかった。
学校に8時に着くはずの利多から、8時半頃メッセージが届いた。
「ママ、学校に行く途中の並木道で、大木が道路に倒れ道をふさいだので、消防隊が来るのを待っているところだよ。」
私が「今、迎えに行くよ。」と言うなり、
利多は、「今、消防の人たちが着いたし、直ぐ片付くからこのまま学校へ行く。」と言った。
利多が無事に学校から戻ってきた時に聞いたが、あの大木が道に倒れていたのを最初に見て消防署に連絡したのは利多が乗っていたバスの運転手だったことから、バスが通過しようとしたちょっと前に倒れたことを知って、冷や汗をかいた。もし、もうちょっとバスが早かったら・・・考えたくない。

明るくなり始めた時に、強風の中を大木から離れるようにして鶏小屋を見に走った。
やはり、15mもある大木が鶏小屋の上に落ちていたのでびっくり。
よく見ると、大木は1mくらい横をかすめて落ちていたので、鶏小屋はつぶれずに済んだ。

まず、私たち家族全員と飼ってる動物たちも皆無事なことを確認した後、屋根の瓦がどうなっているかを、家から遠ざかりながら見てみたら、煙突が壊れ、瓦が沢山割れていて、飛ばされた瓦のかけらが屋根の上下に飛び散っていた。

もうすでに、停電になっていたし、電話回線も切れているので、イタリア語のレッスンはキャンセルしなければならなくなったので、携帯から生徒さんたちにキャンセルの連絡をした。

敷地内の倒木を片づけたり、飛ばされた物を探したり、夜も電気の無いところで食事を作ったりと結構忙しかった。電気は夜の10時に戻った。

私は日中、強い風に当たったせいか、中耳炎のように耳の後ろに激痛を感じた。
友達に電話して聞いたけど、強い風に当たると頭痛や中耳炎にもなりやすいとのことだった。

翌日は、暴風は60km/hに収まった。今回の暴風が来る前なら、風速60km/hは恐れなければならない値だが、150km/hを経験したら、そよ風に思えた。

耳の後ろに激痛を感じながら、リビングから夕陽を眺めたら、空気も新しく入れ替わったかのように透明で、青空と夕焼け、そして、揺れるドングリの木がとても素晴らしいパノラマとなっていた。
Desiderata1

Desiderata2

Desiderata3
パノラマを見ながら、リビングで、皆無事であったことが何より素晴らしいことと思いながら、薪ストーブで体が暖められ安心してくつろいだ。
前日は悪夢のような日で、何か試されたような、もっと強くならなければならないような、そんな感じがした。
激痛や前日のストレスからか、どこか誰かから、神秘的な愛が欲しかった。
その瞬間、懐かしい友達を思い出した。
その友達とは大の仲良しだったので、ある日、私に一つの詩が書いてある紙をくれた。
この詩を、人生の中で特に苦しい時に読みなさいと言ってくれたので、その詩を思い出した。
皆にもこの詩を日本語とイタリア語で紹介します。どうぞ、人生が厳しいと感じた時にこの詩が役に立てれば幸いですし、私も嬉しいです。

Desiderata4

Desiderata(デシデラータ)  切なる願い

Max Ehrmann  マックス・アーマン  

たとえ喧騒のさ中にあっても、心静かにいなさい。
安らぎは、静寂の中にあるものだということを
忘れてはなりません。
できるだけ誰とでも、屈することなく仲良くしなさい。
真実だけを、凛として、静かに語り、
人の言葉に耳を傾けなさい。
どんなに愚鈍な人であっても、どんなに無知な人であっても、語る言葉を持っています。
騒々しく、対立を好むような人々には
近づかないようにしなさい。
心を煩わされるだけです。
人と比べれば、己惚れか、嫉みを生みます。
いつの世にも、より優れた人も、
また、そうでない人もいるのです。

成し得たことを、
しようとしていることと同じように楽しみなさい。
例え、それがどんなに些細なことであっても、
自分がしていることに心を向け続けなさい。
時と共にその形を変える宝とは違い、
それはあなた自身のものだからです。
金銭を扱う時には十分に気をつけなさい。
世の中にはたくさんの罠が待ち構えています。
ただ、そのために善意にまで心を閉ざしてしまわぬよう。
理想に向かって努めている人々はたくさんおり、
偉大な勇気にもどこででも出会うことが出来るのです。

自分の心に素直でありなさい。
何よりも愛を装っていけません。
また、蔑んでもいけません。
全てが渇ききり、何の実りもなくとも、
愛だけは、常に生い茂る緑のようにそこにあるからです。
若さがなしえてきたことを潔くあきらめ、
年月の知恵に耳を傾けなさい。
突然の不幸にも自らを守ることができるように、
心を強く育てておきなさい。
自分で不幸を作り上げ、思い悩んだりしてはいけません。
恐れは、大抵、疲れや孤独が生み出すものです。

程よく己を律しながらも、自分に優しくありなさい。
木々や星々と同じように、あなたはこの世界の一部です。
ここにいるべき人なのです。
気づいていようといまいと、
世界は定められたように繰り広げられていきます。
だから、何を神と信じていようと、
神と敵対したりしてはいけません。
この混沌の世界の中で、何に苦しみ、
何を追い求めていようと、
心に安らぎを持ち続けなさい。
まやかしに溢れ、日々の苦役に苛まされ、
何の夢も持てないとしても、
それでも世界は美しいのです。

明るくありなさい。
そして、楽しむことに努めなさい。

************************

DESIDERATA
(di Max Ehrmann)

Va' serenamente in mezzo al rumore e alla fretta, e ricorda quanta pace può esserci nel silenzio.
Finché è possibile senza dover soccombere, sii in buoni rapporti con tutte le persone. Dì la tua verità con calma e chiarezza, e ascolta gli altri, anche l'insensibile e l'ignorante, anch'essi hanno la loro storia.

Evita le persone volgari e aggressive, esse sono un tormento per lo spirito. Se ti paragoni agli altri, puoi diventare vanitoso e pungente, perché sempre ci saranno persone più grandi e più piccole di te.
Gioisci delle tue conquiste, così come dei tuoi progetti.

Mantieniti interessato al tuo lavoro, per quanto umile; è una certezza nel futuro mutevole del tempo.
Sii prudente nei tuoi affari, poiché il mondo è pieno d'inganno. Ma non far sì che questo ti impedisca di vedere quanta virtù c'è.
Molte persone lottano per grandi ideali e ovunque la vita è piena d'eroismo.
Sii te stesso. In particolare, non fingere di amare. E non essere cinico riguardo all'amore, perché, a dispetto di ogni aridità e disillusione, esso è perenne come l'erba. Accetta con benevolenza il consiglio degli anni, abbandonando con riconoscenza le cose della giovinezza.
Alimenta la forza d'animo, per difenderti dall'improvvisa sfortuna. Ma non tormentarti con l'immaginazione. Molte paure nascono dalla stanchezza e dalla solitudine.
Al di là di ogni sana disciplina, sii gentile con te stesso.
Tu sei un figlio dell'universo, non meno degli alberi e delle stelle; tu hai diritto di essere qui. E che ti sia chiaro o no, non c'è dubbio che l'universo si stia svelando come dovrebbe.
Perciò sii in pace con Dio, in qualunque modo tu Lo concepisca, e qualunque siano le tue imprese e le tue aspirazioni, nella rumorosa confusione della vita, mantieni la pace con la tua anima. Nonostante tutta la sua finzione, il lavoro ingrato e i sogni infranti, è ancora un mondo magnifico. Sii allegro. Sforzati di essere felice.


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テーマ: イタリア語

ジャンル: 学問・文化・芸術

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コメント

なんと素晴らしい詩!
他人と自分を比べたりせずに楽しく人生を生きようと決意した日々を思い出しました。

ken #- | URL | 2015.03.14 04:25  edit

Kenさん
いつもブログを見てくれてありがとう。
そして、コメントを読んで、Kenさんの作ってくれた超美味しいデザートを思い出し懐かしくなりました。
これからも、Kenさんらしい人生を頑張って下さいね。

フィオレンツァ #ihn3MyrQ | URL | 2015.03.14 04:42  edit

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