美しきトスカーナから!イタリア語も!美味しさも!楽しさも!

イタリア・トスカーナから美しきトスカーナ情報やイタリア語会話レッスン、イタリア料理レシピ等、イタリアに関する様々な報情をお届けします。

06 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 08

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  :  trackback --  :  comment --   

アッシジ!気分は中世時代の真っただ中 

20年ぶりのアッシジです。前から子供たちにアッシジを見せたかった。
今、子供たちは、ちょっと大きくなったので、アッシジを見せるには良いチャンスと思い、出かけることにしたのです。それは、サン・フランチェスコの生き方を特に知って欲しかったからで、今の時代の若者は何でも手に入れたいし、メディアで紹介されるたびに欲しがる傾向にあるからです。
だから、少しだけでも、サン・フランチェスコの質素な生き方を知って深く考えて欲しいと願いアッシジを見せることにしたのです。
まず、20年前と比べて、アッシジは凄くモダンになったと感じました。
車でのアクセスが便利になって、アッシジの周りに広い駐車場が沢山あり、駐車場からはエスカレーターとエレベーターで上にある街まで行けるようになりました。
そのエスカレーターとエレベーターも街の中に溶け込むような調和のとれた美しい構造で工夫されているのです。
また、街に入ると、家並の美しさが目に留まり、一軒一軒の家の壁が石造りでパーフェクトに仕上げられており、魅力溢れる街造りに力を入れて取り組んだことが伺えます。
20年ほど前の大地震の後に、アッシジが見事に復旧されたと言う結果なのでしょう。

アッシジと言われて思いつくのは、イタリアの守護聖者とも言われているサン・フランチェスコです。
サン・フランチェスコを知れば知るほど誰もが彼の魅力に惹きつけられてしまうほどで、イタリアで最も愛されている聖者と言っても良いでしょう。
その証拠に、フランチェスコとフランチェスカの名前は、イタリアで最も多い名前となっています。
これらの名前は、一時的なブームではなく、昔も現在も変わらぬ人気となっていて、息子の同級生を例にとっても、幼稚園から高校までの各クラスには、一昔前の私のクラスと同様に、必ず、2、3人のフランチェスコとフランチェスカの名前を持つ生徒さんがいるほどです。

なぜ、イタリアの国民が、サン・フランチェスコをこんなに愛するのか?
サン・フランチェスコは年輩の人たちだけではなく若者たちにも大変好かれているのです。
サン・フランチェスコが自分の手で建てた小さな教会の中では、耳にピアスをした、iPhoneを胸ポケットに入れた若い男性が床に膝まづき、両手を真横に広げて、教会の真ん中で一生懸命祈っているのを見ました。
人々で溢れている教会の中では、とても私には出来ない行動です。

サン・フランチェスコに祈ることで、若者も含め、誰もが、「目覚めること」を願っているのです。
なぜ、「目覚めさせてもらうこと」をサン・フランチェスコに求めるのか?
それは、サン・フランチェスコ自身が「目覚めた」者の一人であるからです。

商人の父を持つ、金持ちの家に生まれたフランチェスコは、普通の裕福な若者でした。
フランチェスコが若かった頃は、今の暴走族のような者で、アッシジの村の中で、金持ちの友人たちと共に、馬に乗って騒音を立てながら駆け巡り、静かに寝ていた人々を起こしたりと、住民達を驚かせることが一つのフランチェスコの楽しみ方でした。

当時のイタリアは、ローマの教会の指示で、ローマ軍がエルサレムを征服するために1099年から1270年までの間、ローマ軍の支援を得ていた十字軍がイスラム教徒相手に戦っていた時代で、戦いに出発する際は、鎧をまとったイタリア人の男たちを国民がお祭り騒ぎをして大喜びをしながら見送るのが慣例行事となっていたのです。

その十字軍による戦いの真っただ中の1181年に生まれたフランチェスコも十字軍の兵士として戦うことを志願し、戦うことが名誉なことであり、プライドでもあり、活躍すれば英雄的な存在になれるとあって、大衆の人々から盛大な祝福を受けて十字軍の兵士として戦場に向かったのでした。

ところが、この頃からフランチェスコは人に対する哀れみを抱くようになり、人を殺す戦争は私には出来ないと感じるようになりました。戦場である中東のエルサレムに着くと直ぐに(恐らくマラリアの)高熱を発し、一人で家に戻って来たのでした。熱が下がったフランチェスコは、福音聖書に書いてあるようなキリストが辿ったような何も持たない質素な生き方をしたいと強く思うようになったのです。
そして、父の家から出ていく考えを示し実行したのです。教会の前の広場で、大司教や大衆の前に立ち、父からもらった自分が着ている衣類を全て脱ぎ捨て、裸で去って行ったのでしたが、このシーンは、今も昔も誰の心にも物凄い影響をもたらすことに・・・

当時のアッシジの民衆はフランチェスコのこの行動を見て気が狂ったかと思ったのでした。

フランチェスコは、ハンセン病で隔離されていた洞窟に訪れ、滞在し、ハンセン病にかかった人々を抱きしめ、慈しみの愛で助けたいと思ったのです。
また、フランチェスコは、ウンブリア州のあちこちの教会に行き、教会の壊れた個所を無償で修復する作業をし、少しずつ、フランチェスコの名前が人々に知られるようになりました。いつの間にか、フランチェスコが説教する場所には、アッシジの民衆も含め大勢の人々が集まるようになったのです。
そして、彼の裕福な友達も、そして多くの若者も、どんどん集まるようになり、皆でフランチェスコの着ているSaio(イアリアのお坊さんフラーテが着ている衣類)をまとい、フランチェスコ会が出来たのでした。
以前、フランチェスコが好意を抱いていた裕福な女友達のキアラもフランチェスコの影響を受けて、家を出る決心をしたのです。男性だけで構成されるフランチェスコ会に入ることが出来なかったので、キアラは、女性だけで構成されるクラリッセ会を結成したのでした。

フランチェスコはハンセン病に伝染しながらも、修道院やEremoと呼ばれる隠れ家で長くキリストへ祈り続けて時を過ごしたのでした。最期は、キリストが十字架に張り付けられた際に出来た両手両足の打ち付けられた釘跡と切り付けられた脇腹の傷など、フランチェスコの体には5つのキリストの印しを示す傷痕が天(神)から授けられたのでした。
傷痕の痛みに耐えながら、痛みを克服するように強く祈り続けて43歳の若さでこの世を去ったフランチェスコ!
戦国時代であった当時のイタリアの人々も、現在に生きる私たちも、そして、未来に生きる人々も、誰もがこのようなフランチェスコの生き方を知れば、全ての人々は心を打たれることでしょう。そして、フランチェスコが目覚めたように誰もが目覚めたいと願う心は永遠に続いていくのでしょう・・・


今回、アッシジで撮った写真です。

assisi1
サンダミアーノ教会!この教会の中にサン・フランチェスコが建てた小さな教会が入っています。

assisi2
写真右の赤い悪魔の誘惑に負けまいと、フランチェスコは裸でバラの棘に体を擦りつけて耐えていました。
その後、棘の無いバラが咲くようになり、その棘の無いバラをバジリカ・ディ・サンフランチェスコで見ることが出来ます。

assisi3
駐車場からエレベーターで昇ったところからの写真!ここから更にエスカレーターで街に登れるようになっています。

assisi4

assisi5
フラーテがカプチーノ姿で歩いている後姿を撮りました。

assisi6

assisi7
ブラザーサンシスタームーンの映画で最初の映像がこの門に立っているフランチェスコのシーンでした!

assisi8

assisi9
アッシジの街には、美味しそうなケーキを飾ってあるお菓子屋さんが沢山ありました。

assisi10
アッシジを歩きながらのジェラート!美味しかったです。

assisi11
アッシジの素敵な街並み!

assisi12
石造りの家並みが絵になりますね!

assisi13

アッシジとサン・フランチェスコ!かがでしたか?
次回は、トラジメーノ湖に近いコルトーナとチェッレをご紹介します。


イタリア語会話リスニング教材「ascoltiamo in italiano 1」の100会話をダウンロードしよう!

http://italianojuku.com/sub50.html
asco1cover_mini

 

イタリア語会話リスニング教材「ascoltiamo in italiano 2」の80会話をダウンロードしよう!

http://italianojuku.com/sub60.html
asco2cover_mini

 

「イタリア語会話リスニング教材!遂に完成!」のasco.1のブログ記事

http://italianojuku.blog135.fc2.com/blog-entry-200.html

 

スカイプ イタリア語会話レッスンの様子を動画でご紹介しています!

スポンサーサイト

テーマ: イタリア

ジャンル: 海外情報

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://italianojuku.blog135.fc2.com/tb.php/221-14256788
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。