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クリストファー 

同じ村に住む情報屋的存在のスイス人ベアトリーチェに、誰かサフラン収穫のお手伝いに来てくれる人を知っているかどうかを電話で尋ねた。すると彼女は、自分のところにチーズ作りを手伝いに来ていたWWOOFの人がいて、チーズ作りも終わったところだからとその人を紹介してくれた。

WWOOFとは欧州を中心に活動が展開され、現在では世界中に広まっているイギリスにある組織団体だが、その活動とは、この組織団体に25ユーロを支払った登録者が、組織からの依頼で、お手伝いが必要とされる無農薬有機栽培の生産者に出向き、1日5時間の生産者へのお手伝いをする代わりに、生産者から、食事と寝る場所を提供されるワーキングホリディー制度のことである。人との出会いもあるし、ヨーロッパを安く回りたい若者に人気がある。
下記がWWOOFのサイトアドレス
http://www.wwoof.it/

wwoof1


私たちはWWOOFに登録していた訳ではないが、紹介されたデンマーク人のクリストファーがサフラン収穫に興味があったことで、翌朝、サフラン収穫のお手伝いのために自分から積極的に引っ越してきた。

クリストファーの見た目は典型的な北欧人である。目が青く、金髪で、身長175cmくらいでやせ形だが、ハードな仕事柄のせいか鍛え上げられた体の持ち主のようである。私たちがここに引っ越してからの初めての宿泊者なので緊張感があった。私たちのライフスタイルは、半分イタリア、半分日本なので、クリストファーに受け入れられるか気になった。初めに家に入っていただく際、「靴を脱いでいただけますか」と頼んだ時、問題なく直ぐに当たり前かのように靴を脱いで入って来た。
私たちは引っ越したばかりで、来客用のベットをまだ用意しておらず、客間には御座だけを敷いていた。
それを見たクリストファーは、とても満足げに、車に戻り、自分の寝袋と毛布を運んできた。長期旅行に慣れているせいか、フィアットPuntoを改造し、車内で寝れるようにした完全に水平になるリクラインニングシートを見せてくれた。また、車に装着されているシガレットライターの電源を利用して、車内で料理できるように、小型の調理器具の自作品があった。トランクルームはタンスのように、鍋、お皿、洗剤、衣類などがきれいに整頓されていた。彼はトイレだけが無いとつぶやいた。

このような男が、デリケートなサフランを収穫する姿は想像できなかったが、サフラン畑に案内し、摘み方を見せただけで、すぐに収穫を始めて、何時間も黙々と花を摘み続けた。その上、家の中の作業用テーブルで椅子に座ってのめしべ取り作業を説明したところ、彼はテーブルからちょっと離れた場所に座布団を敷いて、正座をし背筋をピンと伸ばし、また、黙々と、何時間もめしべ取り作業を続けた。不思議にも足がしびれるようなことがなかった。立つのはお茶をもらいに来るときだけでした。めしべは赤いところだけを正確に切り取ってくれた。
食事でも、箸の使い方も上手にこなしていたし、海苔や梅干しなどの和食も知っていて、自然に、美味しそうに食べてくれた。
彼は、私たちと一緒の食事に満足しながら、WWOOFのお手伝いをした時のいろいろな体験を話してくれた。
ホストファミリーには様々な人がいて、経済的なことを考えて、お手伝いの人とは別々に食事をする場合もあり、その提供されるメニューは、特別な安い材料で料理された食事も多いと言う。私たちのように、腕を振るって、無農薬有機栽培の食材を用いたり、新鮮な畑で採れた野菜料理や家庭的な手作りの和食料理などを作ったことに心から感謝された。

日本に行ったことがあるかと尋ねたら、彼はこう答えた。「No.But I have a Japanese soul. I think that may be in my previous life I was born in Japan as a samurai」(いいえ、でも、私は日本の魂を持っている。前生は、たぶん日本で武士として生まれたと思う。) 
更に彼は、日本には行ったことがないけれど、とても親しみを感じているとも付け加え、彼の言うことを理解した。ある面では、現代の日本人よりも、日本人っぽいところがある。

クリストファーのおかげで、あっという間に、無事に全てのサフランの作業が終わった。
お別れの日、彼に行き先を尋ねたら、彼は、まず、大好きなサトゥルニア温泉露天風呂やペトリオーロ温泉露天風呂で何日かリラックスしてからデンマークの家に帰ると言った。
彼が帰った後、何かどこかでちょっと寂しかった。なぜなら、彼のまわりには「平和」的な雰囲気がただよっていたし、まるで「天使」を思わせるような雰囲気を持っていたので、懐かしさからそう感じたのでしょう。
こうして、サフランを通し、素晴らしい人との出会いができて、お金では買えない貴重な経験となりました。

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